2007年03月29日

正直フランス映画はあまりなのであるが、
以前より観たかったミシェル・ゴンドリーの新作
「恋愛睡眠のすすめ」
とフレンチコミックをそのまま映画にしたみたいなモノクロアニメ
「ルネッサンス」
の2本を観て来ました。


「恋愛睡眠のすすめ」は今回はチャーリー・カウフマンの脚本ではなく
ゴンドリーのオリジナル、そこが良くもあり欠点でもある、
ストーリーはいつも夢うつつで現実と夢がごっっちゃになってる
青年(ガエル・ガルシア・ベルナル)が隣に引っ越して来た女
(シャルロット・ゲンズブール)に恋する話
なんだけれど、このガルシア君の見る夢がゴンドリーがPVで
見せて来た非CGなプリミティブな手法で撮られていて(コマ撮りで
人形とか背景とか動く)もうそれだけでお腹いっぱい、
特に最初に彼女の部屋で彼女が作った布で出来た船をみて
これでコマ撮りアニメ作ろうという話で盛り上がるシーンなんか、
とても観ていてうらやましい事この上無い!
後半になるとガエル君がどんどんパラノイアになって行き、少しつらい上
え!これで終わり?的終わり方なので、脚本の弱さはあるけど、
映像は素晴らしい、夢のシーンだけでも(ほとんど夢のシーンだけど)
観る価値あり、オススメ!公開はG・W


で、もう1本「ルネッサンス」ネットで予告を観てから観たかったのだが、
それと同時にその時思った、これって15分くらいで飽きるのでは、、
という予感的中なオシャレモノクロアニメ、
どのくらいオシャレかというと、どのコマ切ってもポストカードに
なりそうなくらい、中間色がほとんどない陰影のモノクロでカッコいい。


でもね、お話はありふれてる感ありありだし、
押井守の影響もありありだし、モノクロだからキャラクター見分けつきにくいったらありゃしない等、15分くらいの短編でみれば面白い感じだけど2時間はつらい映画、
こちらは夏公開

2007年03月08日

さてアカデミー賞も発表となりましたが、
ノミネート直後のブログ


さて、本家アカデミー賞発表されたので
予想を
作品賞「バベル」
監督賞「マーティン・スコセッシ」
主演男優「フォレスト・ウィティカー」
主演女優「ヘレン・ミレン」
助演男優「アラン・アーキン」
助演女優「ジェニファー・ハドソン」
長編アニメ「ハッピーフィート」
さていくつ当たってますか。
キムラ | 2007年01月26日 00:39


とありましたが、作品賞以外当たりました。
まあ、順等だったのでしょう、
作品賞も、作品の力というよりも去年の「クラッシュ」
に続いてアカデミーに関係者や友人が多いから得票数があった感じです。

「デパーテッド」は悪く無い映画であるし個人的には好きなんだけど、
日本の人はどうしてもオリジナルの「インファナルアフェア」
の方が好きという人が多いのもうなずける話、
根底の仏教的思想はずっぽり無いし、主役2人の色気は
「インファナルアフェア」の方が圧倒的にあるし、
でも、この映画ってリメイクというよりローカライズだよねえ、
だから「インファナルアフェア」を見た事があっても欧米人にとっては
こちらの方が理解し易く面白いんだと思います(あくまで想像)

ともあれようやくスコセッシが賞を取れたのは嬉しい限りです、
本当なら「グッドフェローズ」の時に貰って欲しかったです、
あの時ケビンコスナーに間違って渡してなきゃ、、


で、最近観たのは上映が終わりそうなので駆け込んで見た、
人形アニメ屋ならば見ておかねばならない1本
「ピンチクリフグランプリ」

1975年ノルウェー映画史上最大のヒット作の人形アニメ
今でも記録は破られていないそうです。

人形アニメでですよ!うらやましい。

私は恥ずかしながら今回が初見でしたが、

この映画について語られるとき、必ず言われるのが
「ストーリーのテンポが良く無い」
「キャラクターが可愛く無い」
ですが、その通りでした、
しかし細部まで作りこまれたセットや、ギミック
途中の楽団の演奏シーンなんてちゃんと音と動きがあってて
ここだけでもDVD購入決定!
レースシーンも迫力あってどきどき、
出来れば主人公とライバル以外のメカにも
ギミックとかあればもっと面白いかったかも。

でも一番見たいのはメーキング、
パンフレットに載ってましたが、シーンによって大きさの
ちがう人形を使っているのですが、でかいのは本当にでかい、
ちょっとうらやましいぐらいでかい。
こんなセットで撮りたいもんです。

では

2007年02月20日

先日某TV番組のオープニンングを撮影して来ました、
実際ドラマを撮ってるセットの空いてる時間をお借りして
撮ったのですが、時間がないので3班体制で撮影に挑みました。
同じセットの中を同時に多数のアニメーターが撮影してるのは
なんだか奇妙でした。
ドラマは春からですが、タイトルはそのうち。


最近みた映画
歌もの対決「ドリームガールズ」「ハッピーフィート」
まずは公開中の「ドリームガールズ」から、
正直、元ネタであるシュープリームスとかモータウンだとかに
疎い私は「ゴッド&モンスター」の監督ということで観に行った、
元々ブロードウェイミュージカルの映画だけに実に物語はサクサク進む、
サクサク進むが話は大体どうなるかは、思った通り進むので、
場面場面はよいけど退屈という困った印象、


でね、私気がついたんだけど、思いっきり歌い上げてる人って
苦手かも、、

そんな私も満足なもう1本「ハッピーフィート」
こちらはCGアニメのミュージカル、
監督は「マッドマックス」のジョージ・ミラー
とはいえ「ベイブ」にも関わっていたのでそんなに違和感無し。
こちらもミュージカルなんだけど「ムーランルージュ」のように
既存のナンバーをアレンジしたもので構成してある。
前半は去年のドキュメンタリー映画「皇帝ペンギン」に近いので、
こちらを見ておくとよけい面白いかも、
主人公は歌が上手く無いと困るペンギン社会において音痴だけど
タップは上手いペンギン、行きがかり上冒険に出るはめに、ってゆうか
つま弾きにあう。で、冒険の果に人間に出会うのだが、


出で来る人間は実写!


ファイナルファンタジーとか見てて、前から人間リアルに作る
くらいなら実写合成の方がいいんじゃないかと思っていただけに
この手法には納得。
途中の冒険の以外性もあり(この辺が一番ミラーっぽい)
最後の大円団にはしびれました。
心あたたまる1作です、オススメ
公開はもう少し先

2007年02月01日

今回は日本映画2本の感想、
いずれもまるでカフカ的な感じのする映画でした。

まずは現在公開中の
「それでもボクはやってない」

周防正行(ちなみに「すおう」ではなく「すお」だそうだ)
11年ぶりの新作、テーマは痴漢冤罪

痴漢に間違えられ捕まった主人公が無罪を訴え
裁判で争う様を劇的要素をほとんど廃して淡々と描いた作品、

淡々としすぎていて観ている途中、免許センターで見せられるビデオ
のような感じもうけるのだが、捕まったことも(スピード違反ではあるが、)
拘留されたことも、ましてや裁判を受けた事もない人にとっては、
初めて目にする細部まで描写されていて関心しっぱなしで、ダレる事なく
最後まで目が離せない、
しかし、リサーチを重ね、この冤罪事件のモデルもいるという元で
作られたこの作品を観るにつけ、まるでカフカのようである、
主人公は分かっているシンプルな出来事だが周りがけむに巻くように
焦点がぼやけ、まるで霧の中ので迷ってしまうそんな印象、
現実、今の日本の裁判がこの様な物であるという事は
男性にとってはそこらへんのホラーより遥かに恐い映画でした。


続いてもうじき公開の
「となり町戦争」
原作は未読、
ある地方のゆったりした町の旅行代理店につとめる主人公が
ある日爪を切っていると足の下に敷いた広報誌の片隅に
「隣町と戦争を始めました」という一文が、、
たしかに隣町と交戦状態には入っているようだが、生活は以前と変わらず、
町にもそのような気配さえ無い、
ただ、新聞の片隅に載る戦死者の数が増えてゆくだけ、
そんな中役場より呼び出され、偵察要員に任命され
隣町で役所の女性と奇妙な同棲生活を送る話
途中の戦争状態といいながら以前となんら変わらない日々を
送っているオフビートで不条理な感じの中盤までは
大変興味深く観る事が出来、
このへんはイラク戦争等、日本も戦闘を見ないだけで
戦線の遥か後方である現実の皮肉にも見える。
(映画パトレイバー2を観ておくともう少し面白いかも)

しかし!ラスト20分になると、どうしたものか、まるでこうしてはいけない
脚本の書き方の見本のようにお約束の連続で、がっかり
最後まで戦争の存在が曖昧な方が面白いと思うんだけど、

でも原田知世好きは必見

2007年01月19日

前回は映画感想など書きましたが
私の映画的趣味と傾向をしってもらうため


今回は


キムラの個人的2006年映画ベスト10


洋画

1.リトルミスサンシャイン
2.トゥモローワールド
3.硫黄島からの手紙
4.ニューワールド
5.ミュンヘン
6.ヒストリー・オブ・バイオレンス
7.マッチポイント
8.スーパーマンリターンズ
9.スポンジボブスクエアパンツ
10.デビルズリジェクト
(次点)
ウォレス&グルミット
インプリントぼっけえきょうてえ


邦画

1.ゆれる
2.嫌われ松子の一生
3.時をかける少女
4.パプリカ
5.松ヶ根乱射事件
6.鉄コン筋クリート
7.かもめ食堂
8.日本沈没
9.虹の女神
10.LOFT

まあ、個人的ベストなんで、理由を知りたかったり感想などございましたら、コメント下さい。


よろしく

2007年01月12日

あけましておめでとうございます。本年度もツンカッチ共々よろしくお願い致します。


さて、「キムラのつぶやき」ですが、しばらくは新たなネタがないので、勝手に映画批評不定期連載を始めます。


第一回目は『リトル・ミス・サンシャイン』
個人的には2006年ベストワンです。
まず冒頭オープニングタイトル前に小気味よいカットの積み重ねで家族それぞれの問題とキャラクターを紹介するところから素晴らしい。
それぞれ問題を抱えたいわゆる負け組一家が娘の出るリトルミスサンシャインコンテスト会場へ、ぼろぼろの黄色いヴァンで旅行に出かける道中さらにどん底に、そんな展開にもかかわらず、観ているこっちは終始くすくす笑えてしまう、特にラストのコンテスト会場で娘の踊るダンスには腹を抱えるほど爆笑!
そしてちょっと涙。
どうしようもない家族だけど娘が小さな太陽で照らす間はなんとかやっていけそうな希望の見える映画で、こちらもだめはだめなりになんとかなりそうな希望の持てる映画でした。


ところでアメリカのミスコンに出る子はもろバービーで気持ち悪いです

2006年11月02日

キムラです。


色々と紆余曲折を経てもうすぐ撮影が終わりそうですが、
これでようやく種を植え、芽が出かかったといったところで
これから立派に花が咲く事を願ってます。


後、やっぱり撮影には広い場所がいいね。

2006年09月06日

そして最終日、
グランプリはロシアの崩壊寸前の家族を描いた
ムードに溢れたドローイングアニメ
「ミルク」


アレキサンダー・ペトロフの「初恋」が
グランプリと私はにらんでいたですが、
こちらは観客賞と審査員特別賞でした、


概ね本審査は無難な感じでした、
個人的に気に入ったのは
ランレイクの「ラビット」こちらも審査員特別賞
イメージフォーラムフェスティバルでも上映されていたので、
見た人もいるかも知れませんが、私は今回初見でしたので
あの可愛いイラストのちょっとグロイアニメ、素敵でした。


他の色々な賞に関しましては公式HPで見て下さい。


最後に打ち上げパーティ、色々な人とご挨拶、
やはり作品を持っていかないと、
次回は是非「ツンカッチ★」で参加したいです。

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以上がキムラ監督のリポートです。

ちなみに、キムラ監督から藤い屋の春もみじをお土産にいただき、スタッフ一同おいしくいただきました。


キムラ監督、ありがとうございました!

2006年09月05日

会期中は正式なプログラムの他
飛び入りで上映(学生や作家)出来る
フレームインや


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今回より作家が次回の制作のためのプレゼンの
機会の場であるプレフィルムマーケットや
各種美術系の学校のブースが設置されました、


ただこちらはぱっと見たかぎりでは、まだ初めたばかりなので、
これからといった感じでした、


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人気はやはり夕方より行われるコンペティション
世界58国1764作品の応募から選ばれた
53作品が上映され最終日に各賞の発表になります。


今回は個人的な感想を言わせてもらえば
ドローイング系が多く、内容が理解しにくい作品が多々あったように
みうけられ、予備審査に多少の疑問を感じました、
やはりパペットアニメをやってるので、もっと
パペット物がみたかったです、


写真はコンペ入場を待つ列、これ東京とかでやったら入れない人
沢山出そう、、


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後編につづく

2006年09月04日

キムラ監督が帰郷を兼ねて訪れた、広島国際アニメーションフェスティバルの模様をリポートしてくれました!


みなさん、はじめまして、
キムラです


今回で11回目を迎える広島国際アニメーションフェスティバル
8月24日から28日までの5日間
広島のアステールプラザ
にて行われました、

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ちなみに大会キャラ、ラッピー君
どこでもニャンマゲ並にどつかれてました

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会期中は天気に恵まれ東京よりも暑い日々
会場にて朝から夜まで連日のアニメ三昧でした。
途中疲れて寝てしまうこともしばしば、
里帰りも兼ねてはいるのですが、ほとんど会期中は
会場に、夜は知人達と連れ立ってお好み焼きばかり
食べにいってました。


中編につづく